機能性/解離性による神経症状について:患者ガイド

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脳震盪後症候群(Post - Concussion Syndrome) / 外傷後症候群(Post -Traumatic Syndrome)

脳震盪後症候群(Post-concussion syndrome)は、軽度の頭部外傷後に時に生じる身体および認知的症状を合わせた一群として記載されます。 これには以下が含まれます。

めまい
記憶力および集中力の低下
頭痛
倦怠感
睡眠障害
光への過敏性
耳鳴り
頚部痛
易怒性

軽度頭部外傷と医師が呼ぶこの状況では、頭部をどうぶつけたかについては議論しません。軽度頭部外傷は通常は短い意識消失(15分以内)があり、事故後の記憶が失われることが少ない(1時間以内)ということを意味します。

脳震盪は世界的に認められているものではありませんが、一般的には意識消失や健忘はない頭部外傷が、その後すぐに様々な症状を引き起こす場合を意味します。

脳震盪後の初めの2,3時間や2,3日は、通常はめまいや集中力低下やその他の上記した症状を経験します。

しかし軽度頭部外傷もしくは脳震盪後の症状が、通常は数日、数週、もしくは最も多いのが数ヶ月続くということが大規模研究から知られています

例えば、ある頭部外傷が、これらの症状を引き起こす特別な理由が時にあります。耳の「耳石」を動かしてしまい、それがめまい(良性発作性頭位めまい症(BPPV)という病態)に繋がります。医師にかかる必要のある他の可能性のある頭部外傷の合併症はありますが、通常は症状を引き起こす特別な原因が見当たらず、脳のMRIなどの検査は正常です。

症状が続かないならば、脳はこのような頭部外傷から回復する良い能力を持っています。

頭部を強打することでは、このような症状が起こることは少ないです。アメリカンフットボールやラグビー選手、ヘディングするサッカー選手が経験する通常の頭部への強打を考えてください。何年もの間の繰り返す外傷があればそう診断されますが、あなたの頭部外傷とスポーツ選手のそれとの重症度を比較して考えることは価値があります。

脳震盪後症状は外傷の特性から予測されるよりも長く持続します

頭部外傷に直接関連した症状は初期には悪化し、ゆっくりと改善する一方で、症状は時間とともに「悪化」することは多いです。。

何が脳震盪後症状を引き起こすのか?

外傷を経験した後に生じることは、神経系の経路の「音量調節のつまみ(volume knob)」が「上がる」ことです。これには疼痛経路も含まれ、めまいのような症状に関連した感覚経路も同様です。脳は通常は感覚にうまくフィルターをかけており、そのため必要なことに我々は集中することができます。脳をぶつけた後にはこの作用が悪化し、それが疼痛や感覚のシグナルが増大する様々な原因になります。

ゆっくりと回復するには、通常はこれらの「音量調節のつまみ(volume knob)」を再度下げ、「脳のフィルター」を回復させるのですが、脳震盪後症状では、それが上がったままで、さらに時間とともに将来的にさらに上がってしまうことさえあります。

もし

頭部外傷を受けたことで脳損傷について心配をするようになることは、症状を悪化させやすいです。

しかし、全ての機能性症状と同様に、あなたは心配したり落ち込んだりする必要はありませんし、不安や落ち込み自体が症状が悪化させる傾向にあるでしょう。

そうすると、脳震盪後症状は脳損傷によって引き起こされているの?

簡潔に述べるならば、違います。

症状は頭部外傷によって「誘発」されたものです。脳にはいくつか微小な損傷はあるかもしれません。しかし成人は脳細胞を毎日失っていることを忘れてはなりませんし、スポーツ損傷のことを思い出してください。

8-12週間まで脳損傷によって引き起こされる症状が残っていることは非常に稀です。代わりに、それらの症状は神経系や脳の機能の異常によって生じていると考えられ、別の言葉では、機能性神経症状といいます。

めまいや集中力低下、倦怠感の症状は、機能性症状を患う頭部外傷のない患者でも見られます。そのため、もしあなたがこの症状なのであれば、このサイトでのアドバイスはあなたに関係があります。

脳震盪後症状なのか外傷後症状なのか?

このトピックにおいて最も明確な研究のひとつで、オーストラリアのグループが近年示したのは、軽度頭部外傷で脳震盪後症状を引き起こして入院した人の割合は、頭部外傷以外の、足や手やその他の身体の一部の外傷で入院した人とちょうど同じだったということです。

このエビデンスが示すことは、機能性症状、もちろん本物の症状として、を主に持つ患者では、それが外傷後症状だということです。人々が通常心配する「脳の損傷」がこの問題の原因ではないということのエビデンスにもなります。

脳震盪後症状の治療アプローチ

脳震盪後症状のほとんどの症状は頭部外傷がなく生じる機能性症状と同様にアプローチできます。

詳細は、めまい倦怠感記憶力および集中力低下睡眠障害頭痛不安感覚症状その他の症状のページを参照ください。

脳震盪後症状の治療の特別な側面がいくつかあります。

There are several specific aspects to treatment of post-concussion syndrome to be aware of

1. 正しく診断を理解する ― これらの症状が頭部外傷に誘引されて生じるので、損傷が症状の「原因」だと感じてしまうことはよくあることで、妥当なことです。ある意味では正しいかもしれません。しかしあなたが症状が脳損傷によるものだと確信するようになるなら、それは回復の妨げになります。もし症状があなたがそう考えようとするときに悪化するなら、あなたは「損傷した」と落胆するかもしれませんし、それでは回復の見込みはありません。もし症状がリハビリによって治る可能性があると確信するようになるならば、回復はより簡単でしょう。

2. より特別な治療のある良性めまい(上記参照)のような頭部外傷後の症状のその他の原因から逃れる

例えば、

a. 片頭痛は時に頭部外傷によって悪化したり誘発されたりします。これが起きる時には片頭痛として治療すべきです。

b. 前述したが、良性発作性頭位めまい症(BPPV)として知られる回転性めまいは軽度の頭部外傷で引き起こされるということです。これは、耳の中の平行感覚をつかさどる部分にある耳石が少し剥がれ落ちてしまうことによって生じます。BPPVの症状は、発作性の回転性めまい(物がくるくると回っている感覚)です。治療は.Employ法のような治療操作やBrandt-Daroff運動のような運動といったことで耳石を元の位置に戻すことです。あなたの医師や理学療法士はあなたにそれを教えます。このような前庭運動はまた慢性めまいにも有用です。

c. 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、出来事の恐怖を伴う再体験や悪夢、過緊張やびくびく感、不安感といった心理症状の集合体のことをいいます。重篤な外傷があった後に、これらの症状のいくつかはしばらくした落ち着くかもしれませんが、もし症状が持続したり悪化したりするならば、医師と特別な治療について話し合う価値があるかもしれません。

d. 不安抑うつ気分 ― 頭部外傷を患い、その後に症状を認めることは、特にもしあなたが仕事ができなくなったのなら、不安や抑うつ気分を引き起こします。特にもしあなたが仕事ができなくなったらです。倦怠感や睡眠障害、記憶や集中力の低下が不安や抑うつ気分の一部である場合があることを思い出すことは常に価値があります。医師と相談することも価値があるかもしれません。

3. 補償を要求することー 外傷に関連してあなたは補償を要求するかもしれません。何も悪いことではありませんが、これが健康に時にどのように影響を与えるかに気づくことには価値があります。この過程を経た多くの患者は、それがどのくらいの時間かかるのか(あるケースでは数年)を実感していません。彼らはまた、要求の一部として懐疑的なプロに彼らのストーリーを何回も話す必要があるということを実感していません。この過程はある人にとっては非常にストレスです。それは、出来事を追想させることを強い、時にいらいらしてフラストレーションがたまり腹立たしくなるものです。そして症状が本物だというときでさえ、リハビリの邪魔に時になります。

このサイトでは、補償を要求することを推奨しても阻止してもいません。しかしそれが脳震盪後症状にどのように影響するかを理解することは有用です。

もっと理解したい....

脳震盪後症状については下記のリンクが参考になります。

Mayo Clinic - information on Post Concussion Syndrome

Headway - UK Brain injury charity information on Minor Head injury and concussion

NHS choices - UK